新型Macbookは買いなのか分かりやすく解説してみた
どーも。春ですね。春と言えば心機一転、ノートパソコンの買い替えの時期でもあります。
つまり、「Macbookどれ買ったらいい?」という質問が飛んで来る季節でもあります。
ググれよ。と言いたいところですが、新型Macbookの登場でMacbookの比較はややこしくなっている上に、だいたいの比較記事がベンチマークテスト等を元に書かれた専門用語の多い記事になっているので、専門知識の無い人には理解できない人も多いのではないでしょうか。
そこで、誰でも分かるように、やさしく丁寧に解説してみたいと思います。
(※Apple信者のフィルターがかかっているのをある程度考慮してお読みください)
新型MacBookとは
知ってる人も多いと思いますが4/10に新型のMacbookが発売開始されました。
従来のMacbook Air (以下 Air)やMacbook Pro (以下 Pro) という名前に縛られていない、新しいMacbookのラインです。
ちなみに僕はAppleStore表参道店で触ってきました。もともとブログに載せる用の写真ではなかったので微妙なのですが参考までに。
スペースグレーカラーの新型Macbook
薄くて軽くて片手でひょいと持てます。
こちらはゴールドカラー。なぜかこの写真だとあんまりゴールドに見えない?
ディスプレイサイズは全て12インチですが、Airにはあるディスプレイ部の余白をなくして広げてあるので、本体サイズ自体は11インチモデルのAirより小さいという驚きの仕上がりになっています。
その上、Retinaディスプレイ搭載で高解像度になっています。色はゴールド、シルバー、スペースグレーの三色から選べます。
特徴を簡単にまとめると
「Airより薄くて、Airより軽くて、Proくらいのディスプレイがキレイで、金銀グレーの三色展開のMacbookや!!」
という感じです。薄型軽量で持ち運び重視でスマートなノートPCというのがコンセプトです。
詳しい写真はこちらの記事でどうぞ。
新型MacBookのメリット
- 薄くて軽い
- 高解像度
- 感圧式トラックパッド
- モバイルバッテリーで充電可能
- カラーが豊富
薄くて軽い
ここが一番の売りです。
高さ : 0.35~1.31 cm
質量 : 0.92 kg
持ってみると分かりますが、普段使いがAirの11インチの筆者も「ファ?!」と声が出てしまうほど軽くて薄いです。カバンに入れるとノート一冊分くらいの薄さです。重さも大学の教科書より軽いと思います。とんでもなく持ち運びに優れています。
高解像度
2,304 × 1,440 ピクセル解像度
よく解像度っていうけど何?って人に解説します。
ディスプレイの解像度というと、画面解像度のことを指します。単に解像度と言う場合とは別の意味になります。
画面解像度とは、単にディスプレイに敷き詰められているピクセルの密度のことを指します。もっと分かりやすくいうと、ディスプレイを構成する小さなつぶつぶの数を指します。笑
一概には言えませんが、画面解像度が高いほど綺麗な表示で目が疲れにくいです。
Macbook Air 13インチモデルの画面解像度は1,440 × 900 ですので、新型Macbookがいかに高解像度かおわかりいただけると思います。
感圧式トラックパッド
簡単にいうと、圧力センサーのついた高性能トラックパッドです!トラックパッドとはキーボードの下についているアレのことを指します。非常に便利になっています。
これまで語っちゃうと記事が終わらないので、簡略化します。知りたい人は以下の記事を。
ちなみに感圧トラックパッド搭載だとペンタブ不要になります。
モバイルバッテリーで充電可能
これです。きてます。僕は正直USB TypeC搭載と聞いた時からビビッと来てました。やはり充電できます。モバイルノートPCの命とも言える電池持ち、モバイル充電機から充電できます。これで旅先でも安心。思い切って20000Ahくらいの容量のモバイルバッテリーを購入されてみてはどうでしょう。
カラーが豊富
公式サイトで見れば分かりますが、三食展開となっています。ゴールド、シルバー、スペースグレイとiPhone6と同じラインナップになっているんですね。自分のiPhoneと色を揃えてみたり、好みに合わせて色が選べるのは嬉しいですね。個人的にはスペースグレイが気に入ってます。
新型Macbookのデメリット
- USB 端子が1つしかない
- スペックが低い
USB端子が一つしかない
この点については、”現時点ではデメリットである”というふうに言っておきます。
新型MacbookにはUSBの外部接続端子が1つしか無い上に、それがUSB Type-Cという新規格です。裏表の概念がなく、細く、Mac以外のデバイスでも使用可能で、今後WindowsでもType-Cを搭載しているPCが多く出されていくことになります。USBのニュージェネレーションですね。新型Macbookでは、その1つの穴から電源供給からUSBの接続からなにからなにまでこなすことになります。不便じゃね、、??
なぜ1つしかないのか?せめて2つつけてくれても良かったんじゃ、、と思う人もいると思います。しかしこれは「ワイヤレス接続ができる世の中なのに、なんで未だに有線で接続してんの?」というAppleからのメッセージでもあります。プレゼンを出力したり、ファイルのやりとりをしたり、色々な操作が現在ワイヤレス接続で可能になってますよね。
それなのに未だに「USBでデータちょうだい!」とかいうやりとりが目につきますね。Appleはこの現状を変え、人類を一歩進化させるために、ワイヤレスをスタンダードにしていこうという考えです。そんな穴だらけの有線接続なんて古いよ、と。あと5年も経てば全ワイヤレス化時代が到来し、USB外部接続端子が1つでもなんら問題ない時代がくるでしょうかね。来て欲しいですね。便利だし。
まあ現時点では1つしかないと、不便だと思いますね。この辺は我慢するか、自分がワイヤレス人間化するか、
少しお値段はしますが、これをひとつ買うか。
もっていれば、複数接続可能になります。
スペックが低い
これは多々言われています。携帯性を重視した代償でもあります。
しかし、ネットでレビューしてる多くの人たちは、Macのヘビーユーザーで、負荷のかかる使い方をしています。プログラマー、デザイナー、クリエイターにはもちろんこの新型Macbookは向いてません。
確かに、その層の方からすればこのスペックは納得がいかないかもしれませんが、実はほとんどの人にはこれで十分なんです。Appleはそういう意図でつくっています。普通の人たちが、普通の使い方(後述)をできるスペックに仕上げています。「ネットで新型は糞って書いてあったから買わない!」なんてのはやめてください。
例えば、お祝いごとで友達に頼まれて動画編集しなきゃいけなくなった!としましょう。このMacBookだとできないんじゃないか?!とか思わないで大丈夫です。できます。
僕の行ったApple Store表参道店では新型Macbook上でFinalCutProが動いていました。
こちらはApple純正の動画編集ソフトです。
ただし、できるけど"ストレスがないわけではない"ということです。スペックが低い分、重たい動作ではカクつきは見られます。ストレスあります。でも、たまに動画編集するくらいなら我慢できるんじゃないか、という程度です。iPadでもiPhoneでも動画編集ってできますよね。それと同じです。素人レベルの動画編集なら新型Macbookでできないわけないんです。安心してください。
メリット・デメリットとも取れない点
- バタフライ構造の新キーボード
- りんごのロゴが光らなくなった
バタフライ構造の新キーボード
新型Macbookにはバタフライ構造の新キーボードが搭載されています。こちらはキーのどの位置を押しても力が平等にかかり、打鍵しやすくなっているキーボードです。キーストローク(キーを押した時にキーが沈む深さ) が浅く、長時間のタイプでも疲れないように設計されています。
ただ慣れていないと少し打ちにくさがあるのかなと、感じました。僕はフラットなキーボードが好きなのですぐに順応できる気がします。キーストロークが深い方が好きな方には悩ましいですね。この辺は好みによるのでメリットデメリットの判定がしづらいポイントです。是非Apple Store店頭で確かめてみてください。
りんごのロゴが光らなくなった
これも賛否両論です。光るのいいんじゃないかと思いますが、正直光らなくてもあのロゴはかっこよかったです。(小並感)
まあ好みですよね。
どんな人が買うべきか
"普通の人が普通な使い方" と言いましたが、どんな人でしょうか。
答えはOffice(またはiWork)系のソフトの使用, ネットサーフィン, がメインの一般的なPCユーザーです。
多くの大学生やビジネスパーソンがこれに当たるはずです。
そんな人達には、この新型Macbookはきっと神マシンになります。神です。
是非購入を検討してみてください。
しかし、先ほども言いましたが、特別負荷のかかる作業をする場合には、ストレスを感じる可能性があるということを頭にいれておいてください。
例えば、「本職じゃないけどプライベートでAdobe製品をまあまあ使うよ!」なんて人は、ストレスを感じたくなければProかAirを買いましょう(Airのラインは廃止されそうなので要注意)。
以上、長々と解説しましたが、みなさんのMacbook購入の一助になれば幸いです。
それでは